10月20日午前、イトーピア麻布で防災訓練があり、居住者約20人が参加しました。
麻布消防署から3人の署員が来て、消火器とAEDの扱いについて丁寧に説明してくださいました。
消火器は、マンション各階の廊下などに設置してあります。噴射時間は10秒から15秒なので、ピンを外し、噴射口を落ち着いて火元に向け、ほうきで掃くように水をまくのが、こつだそうです。参加者全員が、訓練用の水が入った消火器で、水をまきました。
AEDは、突然、心臓がけいれん(心室細動)を起こし心肺停止になった場合に、心臓に電気ショックを与え心臓を正常に戻す(除細動する)医療機器です。イトーピアの1階ロビーに設置されています。必ず、肌に密着させる形で、2カ所に貼ることが大事だということでした。
イトーピアに設置されているAEDを使い始めると、音声で使い方を説明してくだます。それに従って、操作すれば大丈夫です。
心肺停止の場合、心臓マッサージ(胸骨圧迫)が重要という話もありました。動かない心臓に代わって全身の臓器に血液を送り込み、臓器が酸素不足で働かなくなってしまうのを防ぐためです。
大人の場合、倒れている人の胸の真ん中に両手の重ねてのせ、肘を伸ばしたまま真上から強く、押すそうです。胸が約5センチ程度沈むまで、とのことでした。時には、肋骨が折れることもあるそうですが、人命救助が優先され、過失を問われることはないとのことでした。