建設工事説明会 台湾から建築主「+αを検討」

 南麻布2-8-18に建設予定のマンションに関し25日、台湾の建築主の幹部も参加して、新築工事説明会がありました。

 生和コーポレーションは、現在の計画について、配布資料にそって、建設の主体、規模、工事予定期間、騒音、振動、粉塵等の対策、安全対策、交通安全対策、風紀、防犯、防火対策、電波障害、作業時間と休日、基礎工事、工事中の損害と補償、などについて説明。家屋調査を2023年11月22日から12月5日の実施したこと、低騒音型の重機を使うことなど追加説明しました。

 生和は、目線対策については「今のところ目隠しは計画していない」、室外機は「図面の通り」、日照阻害については「建築基準法に適合」と、それぞれ述べるにとどめました。

 参加者からは、「日当たりが良かったイトーピア麻布の住環境が大幅に悪化する」「のぞかれるのも、のぞくのも嫌だ」「非常階段は犯罪の恐怖がある」「資産価値が数千万レベルで毀損される」といった意見が続出しました。

 町会からは、できるだけイトーピアから離して建設することや、北側のバルコニー、非常階段、共用廊下といった現在の計画の見直しを求めました

 当面の対応としては、①現在の計画の場合、日当たりがどうなるか、具体的に分かるような仕組みを作る②リアルタイムの騒音情報と、事前の通知の仕組みをつくるーことを申し入れました。

 昌益株式会社の幹部は最後、「対策が足りないことが分かった。+αを検討する」と感想を述べました。

 説明会は、多くの意見や要望にどう応えるかの課題があるため、改めて開かれる見通しです。