旧ニッセイビルの建て替え再開の説明会がひらかれました

 6月9日19時から、いきいきプラザで、表題の説明会が開かれました。工事がとまってかなりの時間がたち、「どうなっているの?」という疑問と不安が、近隣住民から出る中での説明会でした。10数人が参加しました。

 工事の再開は7月の初旬で、竣工時期は大幅にずれ込んで2028年7月末の予定です。

 鴻池組は、工事が止まった理由について「杭をうったところ、想定よりも、かなり地盤が固すぎた。杭の検査データに不具合がでた」などと説明しました。

 それを受け、基礎工事を杭方式から、直接基礎と免震工法に変更するとのことでした。杭方式は地震の際の引っ張り、圧縮の力に、杭が頑張って建物を支えるが、直接基礎とすると、支える力がなくなるので、免震工法を採用しました。直接基礎をつくるため、あと2メートル掘削するそうです。

 騒音については、①山留めの上部を壊す②杭をカッターで切る③作業用の杭を新たに打つーの3つのパターンで、2026年7月から予定されている山留め破壊の音が、最も大きいとの説明でした。 

 水が通路の漏れ出している件については、ポンプで排水しているが、ポンプの不具合があり、漏れ出したケースがあったとの説明でした。不具合があるポンプは既に交換したとのことでした。

 説明会は、都条例や区条例に基づくものではありませんが、議事録は作成することになりました。

 工事期間の延長に関しては、工事協定書に添付する「覚書」を町会と結びます。あらたな工程表も覚書の一部とし、議事録はその参考資料との位置づけとなります。