ヒューリック株式会社と五洋建設は7月2日、旧みずほ銀行跡地の再開発計画に関する住民説明会を7月2日に開きました。ヒューリックが冒頭で挨拶し、2025年1月から開始した解体工事の状況と今後の新築計画について説明しました。解体工事は2025年10月末まで続き、11月15日より新築工事が開始される予定です。新築工事の工期は24ヶ月で、2027年11月15日の竣工を予定しています。
計画建物は地下1階地上11階建てで、1階に店舗、2-3階に保育所や学習塾、4-11階に有料老人ホームが入る予定です。設計者の久米設計が建物の詳細な計画について説明し、敷地面積は939.56㎡、建築面積は763.45㎡、延べ面積は7547.98㎡であることが示されました。建物の高さは45.95mで、基礎工法は直接基礎と一部地盤改良、構造は鉄骨造(CFT柱)となっています。
工事施工に関しては、まだ、正式に業者は決まっていませんが、五洋建設が説明しました。作業時間は原則として午前8時から午後6時まで、休業日は日曜日・祝日・夏季休暇・年末年始とし、騒音振動対策や安全対策、交通安全対策などについて説明がありました。
質疑応答では、近隣住民から北側道路の出入り口配置や駐輪場設置に関する懸念が示されました。設計者からは駐輪場は80台以上確保していることや、駐車場は地下に11台、地上に1台の計12台分あることが説明されました。
町会からは議事録作成や工事協定書締結の要望、防災的観点からの質問がでました。久米設計とヒューリックから、建物の防災対策として耐火建築物やスプリンクラー設置、浸水対策などが説明されました。ヒューリックは、BCP対策の観点から、ビルの中で完結できるように企画しているとの説明がありました。
工事中の騒音振動に関する質問に対しては、特に土工事期間(2025年12月~2026年4月中旬)と鉄骨建て方期間(2026年5月~)が騒音振動の大きい時期になると説明されました。町会からは、通学路の安全確保や町会行事への配慮、土曜日作業についての協議の要望がだされました。
2025_0623麻布Fビル建替計画説明会開催のご案内資料